
冬の終わりのその朝、1人の少年が死んだ。
トーマ・ヴェルナー。
そして、ユーリに残された1通の手紙。
「これがぼくの愛、これがぼくの心臓の音」。
信仰の暗い淵でもがくユーリ、父とユーリへの想いを秘めるオスカー、トーマに生き写しの転入生エーリク……。
透明な季節を過ごすギムナジウムの少年たちに投げかけられた愛と試練と恩籠。
今もなお光彩を放ち続ける萩尾望都初期の大傑作。
萩尾望都
冬の終わりのその朝、1人の少年が死んだ。
トーマ・ヴェルナー。
そして、ユーリに残された1通の手紙。
「これがぼくの愛、これがぼくの心臓の音」。
信仰の暗い淵でもがくユーリ、父とユーリへの想いを秘めるオスカー、トーマに生き写しの転入生エーリク……。
透明な季節を過ごすギムナジウムの少年たちに投げかけられた愛と試練と恩籠。
今もなお光彩を放ち続ける萩尾望都初期の大傑作。
コメント
最近、森博嗣さんの小説を読んで、頭にきた。
オスカーは、そんなじゃない!
親友、なんて言葉を、あんなにたやすく、使ったりしないだろう。
怒!
萩尾望都先生の世界を壊さないで!
もう、こっちを読み返して、気分をなおす。
…やはり、名作だ。
私は、オスカーが、大好きなのです。
15歳にして、あの大人感。
…素敵です。
でも目を離すことができず、つい引きこまれてしまうパワーがある。
これが「名作」と呼ばれる作品のチカラか(@@)。
初回読書アンケート最下位で打ち切り危機を
乗り越えての誕生秘話。
独ギムナジウム(寄宿学校)が舞台。
ユーリに想いがあったトーマがある冬の朝死亡する、黒髪のユーリ、両親がいないオスカー、トーマにソックリマザコン転入生エーリク。
人間の愛をキリスト教と絡めて問う少女マンガを超えたまるで小説のような作品同じギムナジウム竹宮惠子さん少女マンガ革命少年愛「風と木の詩」とは世界観違いを感じました。
タイトルだけ知っていたもののずっと未読だった作品。
ここに描かれているのは、形ばかりのBLなどではない。
ドイツ、寄宿舎、天使のように美しい少年達、どれをとっても日本の少女たちの日常とはかけ離れた、ファンタジー的異世界において、香りのようにたちのぼり、蒸留され純化される「愛」そのもののかたちである。
なんかよくわかんないけど、「すごい」ということだけは理解できる。
哲学的というか、なんというか。
言葉に上手くできないけど、心にとても印象を残す作品だった。
モヤモヤした感じと晴れ上がったような気持ちとか交錯して変な感じ。
どなたかの感想で「サイフリートは創世記でいう蛇のような存在」のコメントになんとなく腑に落ちた感じだった。