トーマの心臓

冬の終わりのその朝、1人の少年が死んだ。
トーマ・ヴェルナー。
そして、ユーリに残された1通の手紙。
「これがぼくの愛、これがぼくの心臓の音」。
信仰の暗い淵でもがくユーリ、父とユーリへの想いを秘めるオスカー、トーマに生き写しの転入生エーリク……。
透明な季節を過ごすギムナジウムの少年たちに投げかけられた愛と試練と恩籠。
今もなお光彩を放ち続ける萩尾望都初期の大傑作。

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コメント

  1. user より:

    近所の古本屋さんに出てきた通知をみてまた読みたくなって速攻で買いに行った。
    この内容がこの表現で70年代に出てきたんだよな…行間がものすごく多い。
    ストーリーもだけど情景や心理描写なんかももう文芸、純文。
    久々に読んで、大昔に読んだときはたいして読み取れてなかったなと思った
  2. user より:

    トーマの捨身飼虎的な行動は読者を最初から釘付けにする。
    ユーリが背信的な過ちに苦悩し、彼を取り巻く恋がさらに心境を複雑にする。
    ここで特に惹かれたのが作中の「愛情」はあまりいいものだと思えないことだ。
    だれかを縛ったり苦しめたりする「愛の様相」が見応えあった。
    日本との文化的差異が大きいから前提を間違えるとBL的な要素しか見えてこない気がした。
  3. user より:

    大学の知り合いから、洗礼祝いでもらった
    (というか押し付けられた)一冊。

    マンガは好きなのでとりあえず読んでみたけど、
    主題が結構難しい…と私は思いました。

    ある人を救うために、自ら命を投げ出すということが
    描かれているのだと思います。

    男子学校が舞台なので、そっち方面の描写も少々あります。

    それがちょっとね~~と言ってた人もいたので★マイナス1に
    しました。

    でも信仰をもって読んでみると、色恋沙汰でなく
    かなり深い話なのかなという気がしています。

  4. user より:

    これは献身の物語だろう。
    登場人物たちは初めから愛されている。
    けれども愛されるだけじゃ足りない。
    愛することでやっと幸福になることができる。

    今はここまで

  5. user より:

    大泉サロン関連本初読み1974年S49週刊少女コミック連載開始。
    初回読書アンケート最下位で打ち切り危機を
    乗り越えての誕生秘話。
    独ギムナジウム(寄宿学校)が舞台。
    ユーリに想いがあったトーマがある冬の朝死亡する、黒髪のユーリ、両親がいないオスカー、トーマにソックリマザコン転入生エーリク。
    人間の愛をキリスト教と絡めて問う少女マンガを超えたまるで小説のような作品同じギムナジウム竹宮惠子さん少女マンガ革命少年愛「風と木の詩」とは世界観違いを感じました。

     

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