トーマの心臓

冬の終わりのその朝、1人の少年が死んだ。
トーマ・ヴェルナー。
そして、ユーリに残された1通の手紙。
「これがぼくの愛、これがぼくの心臓の音」。
信仰の暗い淵でもがくユーリ、父とユーリへの想いを秘めるオスカー、トーマに生き写しの転入生エーリク……。
透明な季節を過ごすギムナジウムの少年たちに投げかけられた愛と試練と恩籠。
今もなお光彩を放ち続ける萩尾望都初期の大傑作。

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コメント

  1. user より:

    胸が苦しくなる。
    何度も読み返したくなる。

    美しすぎる男子の園、美しくもなく男子でもない私には一切無縁の愛の物語。

    無縁すぎて、純粋に楽しめました。

  2. user より:

    なかなかむずかった。
    一番の失敗は、文庫本サイズのを購入してしまったこと。

    文字が小さくて読みにくい~~
    たぶん、この1回目を読んで、また少しして2回目読んで、またかなり時間たってから3回目読んで・・・ってしたらもっと深いところにまで気が付けて面白いんだろうなって思った。

    昔読んだ竹宮恵子さんの「風と木の詩」も、何度か読んでいくとどんどん面白くなっていったんだよね。
    あれの感覚に似ている。

    今の現代でいうところの、高等部の男子寮、なのかな?
    みんなのアイドル的存在の一人、トーマが鉄橋から落ちて死んだ。

    事後であるとされたが、一学年上で寮監のユーリに遺書的な手紙が届いた。

    「ユリスモールへ 
    さいごに
    これがぼくの愛
    これがぼくの
    心臓の音
    きみにはわかっているはず」
    と書かれていた。
    トーマは自殺だった?

    ユーリはずっとトーマにアプローチをされていた。

    だが、もう一人のアイドル的存在アンテとどちらがユーリを堕とせるか賭けをしていたらしい。
    なおさらお堅いユーリはなびかなかった。

    だが、自殺するほどとは・・?
    あのトーマからに気持ちは本物だったのか?

    トーマの葬儀も終わってしばらくして、トーマに瓜二つのエーリクが転入してきた。

    みんながざわつく。

    エーリクはひたすら「トーマ?」って聞かれることにうんざりしくる。

    しかも彼はこんな寮にはいりたくはなかった。

    ずっと母親のマリエを愛していた(超マザコン!
    )マリエは男をとっかえひっかえするが、別れたらエーリクのところにくるので、自分はマリエについていてあげなくては。
    とも思っていた。

    今回はマリエがある男と結婚するので、エーリクを寮付きの学校に入れたのだが、
    エーリク的にはあんな男とはすぐに分かれて「帰ってきて」と手紙が届くと思っていたのに全然届かない。
    まさか・・自分は・・・・?

    ってな感じのめちゃくちゃ閉鎖的な世界で、ほぼ男子しか登場しない漫画ですww

    ユーリの過去、
    エーリクのゆがんだマザコン、
    アンテの思惑、
    オスカーのことも・・・

    みんないろいろあってぐちゃっとしている

    BLとはいえ、キスはするけど全然健全なお話だと思う。

    昔はこんなもん?(でも風と木の詩はそんなことなかったよねぇ?)

  3. user より:

    閉鎖的な男子学校でのお話。
    男の子たちのあれこれだけど、なんていうか、登場人物の性別が曖昧な感じで、その間に巡る人間の思想とか感情とか、そういうのが、なんか、すごかった。

    最初のトーマの手紙がもう、すごい。

    愛情友情お祈りお別れ。

  4. user より:

    生理的に受け付けない。

    けど引き込まれる。

    というのが一回目。

    ふと気がつけばあの詩がめぐる。

    そして幾度も読むんだろうなあ

  5. user より:

    中学校のころ、とうまくんっていう友達がいたのを思い出しました。

    なんだか、竹宮恵子やら萩尾望都らを読み漁ってると、ボーイズラブって普通やん、と思えてくるね。

    壮大な文学を読んでるような気持ちになります。

    ユーリの葛藤、トーマの残したかったもの、エーリクの気持ちの変化。

    傑作です

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