
冬の終わりのその朝、1人の少年が死んだ。
トーマ・ヴェルナー。
そして、ユーリに残された1通の手紙。
「これがぼくの愛、これがぼくの心臓の音」。
信仰の暗い淵でもがくユーリ、父とユーリへの想いを秘めるオスカー、トーマに生き写しの転入生エーリク……。
透明な季節を過ごすギムナジウムの少年たちに投げかけられた愛と試練と恩籠。
今もなお光彩を放ち続ける萩尾望都初期の大傑作。
萩尾望都
冬の終わりのその朝、1人の少年が死んだ。
トーマ・ヴェルナー。
そして、ユーリに残された1通の手紙。
「これがぼくの愛、これがぼくの心臓の音」。
信仰の暗い淵でもがくユーリ、父とユーリへの想いを秘めるオスカー、トーマに生き写しの転入生エーリク……。
透明な季節を過ごすギムナジウムの少年たちに投げかけられた愛と試練と恩籠。
今もなお光彩を放ち続ける萩尾望都初期の大傑作。
コメント
涙と鼻水がとまらなかった!
そして美少年がたくさんいすぎて気が変になりそうだった、あたしはオスカーがいいな。
漫画というより文学です。
ユーリが背信的な過ちに苦悩し、彼を取り巻く恋がさらに心境を複雑にする。
ここで特に惹かれたのが作中の「愛情」はあまりいいものだと思えないことだ。
だれかを縛ったり苦しめたりする「愛の様相」が見応えあった。
日本との文化的差異が大きいから前提を間違えるとBL的な要素しか見えてこない気がした。
BL・少年愛を語る上で欠かせない作品であると個人的に思っていました。
やっと読めた!
***
少年同士の愛の話なのに、少女漫画らしいすごく綺麗な話でした。
漫画なのに全てが詩的で、文学的。
合間合間に描かれる、花びらや天使の羽根が舞う暗喩的な心理描写。
少年だからこその危うさ、少年たちだからこその愛し方。
少年同士だからこそ名作なんではないかと思いました。
愛というものを知っている人間はどれくらいいるのだろう?
愛には距離感が大切だと思う。
遠すぎては愛がわからないし、近づきすぎると愛は別なものに形を変える…気がする。
でも、この本で描かれている愛はちょっと違うと思う。
きっと読むたびに答えが違うのだろうな…
愛について考えたい時、何度でも読み返そう。
ドイツの名門男子校での少年同志の恋愛をメインにした耽美なお話。
とても小さな世界で暮らしているから、ちょっとしたことが大げさになって、生死を左右するくらいの大事件ってことになっちゃう。
そもそも彼らは自分たちの人生について将来仕事に就くとか真剣考えていたんだろうか?
最後にユーリはいきなり神学校へ行くけれど、これだって家のこととかを真剣に考えた結果とは思えないし…。
愛しているから命捧げますってのも相手に対して重い十字架を背負わせるだけのことだし、美しくないな~って思っちゃうんだよね。
他の愛し方ってあると思うの。
自分自身が大人になろうとする若くて未熟で精神的に不安定だった頃に読んだら、妙な共感を覚えたかも知れないけれど…。
名作ってことに敬意を示して☆2つです。
なんだかすいません…。