
冬の終わりのその朝、1人の少年が死んだ。
トーマ・ヴェルナー。
そして、ユーリに残された1通の手紙。
「これがぼくの愛、これがぼくの心臓の音」。
信仰の暗い淵でもがくユーリ、父とユーリへの想いを秘めるオスカー、トーマに生き写しの転入生エーリク……。
透明な季節を過ごすギムナジウムの少年たちに投げかけられた愛と試練と恩籠。
今もなお光彩を放ち続ける萩尾望都初期の大傑作。
萩尾望都
冬の終わりのその朝、1人の少年が死んだ。
トーマ・ヴェルナー。
そして、ユーリに残された1通の手紙。
「これがぼくの愛、これがぼくの心臓の音」。
信仰の暗い淵でもがくユーリ、父とユーリへの想いを秘めるオスカー、トーマに生き写しの転入生エーリク……。
透明な季節を過ごすギムナジウムの少年たちに投げかけられた愛と試練と恩籠。
今もなお光彩を放ち続ける萩尾望都初期の大傑作。
コメント
ごめんなさい全然違いますね....。
キリスト教の自己犠牲の教えを良く学べる漫画、という説明はwikiとかにあるんですが、それだけでなく登場人物の心理描写だとかが凄く豊かで良いです。
ここまで心の動きを描いている作品も珍しい。
自己犠牲を描く上で、男の子同士というのは形として一番良かったように思いました。
男の子と女の子、では表現しきれなかった部分がやはりあったのかな。
漫画として秀逸だし、セリフも良い。
文学作品としても良い。
こういう良い作品は珍しいです。
主人公たちや,このものがたり自体は,それほど評価しているわけではありません。
ただ,ただトーマがいとおしくて。
あんなふうに生きられたならよかった,と。
BL・少年愛を語る上で欠かせない作品であると個人的に思っていました。
やっと読めた!
***
少年同士の愛の話なのに、少女漫画らしいすごく綺麗な話でした。
漫画なのに全てが詩的で、文学的。
合間合間に描かれる、花びらや天使の羽根が舞う暗喩的な心理描写。
少年だからこその危うさ、少年たちだからこその愛し方。
少年同士だからこそ名作なんではないかと思いました。
何度も読み返したくなる。
美しすぎる男子の園、美しくもなく男子でもない私には一切無縁の愛の物語。
無縁すぎて、純粋に楽しめました。
最近、長山靖生著「萩尾がいる」を読んだので、図書館で借りて何十年ぶりかで再読してみた。
自分も歳をとり、それなりの人生経験を重ねてきた。
そこでこの作品を読み返すと、いろいろな解釈ができるのことに気付いた。
単なるBLの本ではないと感じる。
これを小説で描いていたら、きっと芥川賞をとっていたかもしれない。
他の人が書いたものがありますけど(未読です)。
あと、歳のせいで文庫版コミックは絵も文字も小さく、読み続けるのが辛くなってきた。