
冬の終わりのその朝、1人の少年が死んだ。
トーマ・ヴェルナー。
そして、ユーリに残された1通の手紙。
「これがぼくの愛、これがぼくの心臓の音」。
信仰の暗い淵でもがくユーリ、父とユーリへの想いを秘めるオスカー、トーマに生き写しの転入生エーリク……。
透明な季節を過ごすギムナジウムの少年たちに投げかけられた愛と試練と恩籠。
今もなお光彩を放ち続ける萩尾望都初期の大傑作。
萩尾望都
冬の終わりのその朝、1人の少年が死んだ。
トーマ・ヴェルナー。
そして、ユーリに残された1通の手紙。
「これがぼくの愛、これがぼくの心臓の音」。
信仰の暗い淵でもがくユーリ、父とユーリへの想いを秘めるオスカー、トーマに生き写しの転入生エーリク……。
透明な季節を過ごすギムナジウムの少年たちに投げかけられた愛と試練と恩籠。
今もなお光彩を放ち続ける萩尾望都初期の大傑作。
コメント
安野モヨコさんも推してたし。
最新マンガは無理でも、年代物は図書館にあるんだね~。
母の分のカードも使うと、三週間で20冊借りられるし入り浸る訳です。
ベル薔薇やガラスの仮面に通じるキラキラタッチ。
酔えないけど、耽美でした。
宝塚っぽい。
ユーリが一人で行ってしまったのは、納得しつつも寂しいなあ。
別にシュロッターベッツから去らんでもいいやん…。
シドさんの愛の深さに胸打たれる。
身ひとつで雪まみれのサンタみたいになって飛んできたとことかほんまに(;_;)
これはユーリの物語やったけど、幸薄そうなオスカーとシドさんもうんと幸せになってほしい。
しかしこれが40年近く前の発行とは。
萩尾望都は偉大なり…
☆3
図書館で借りた。
なかなか感情移入がしにくいテーマだった。
初回読書アンケート最下位で打ち切り危機を
乗り越えての誕生秘話。
独ギムナジウム(寄宿学校)が舞台。
ユーリに想いがあったトーマがある冬の朝死亡する、黒髪のユーリ、両親がいないオスカー、トーマにソックリマザコン転入生エーリク。
人間の愛をキリスト教と絡めて問う少女マンガを超えたまるで小説のような作品同じギムナジウム竹宮惠子さん少女マンガ革命少年愛「風と木の詩」とは世界観違いを感じました。
ドイツのギムナジウムが舞台
春近い雪の日 誰からも愛された少年寄宿生トーマが 陸橋から転落死
トーマは 先輩のユーリに遺書を残す
「これが ぼくの愛
これが僕の心臓」
ユーリは 品行方正成績優秀な美少年
しかし、ある過去のトラブルから感情を隠し友人とも一線を保ち学生生活を送っていた
トーマの気持ちを知りつつも
それを拒否していた
遺書さえも 受け入れようとはしない
ユーリが自分の出自やトラブルを受け止めて
トーマの死の真意を受け止めるまでの物語
ユーリと同室で自分の気持ちを表現することなく支えるオスカー
亡くなったトーマにそっくりの転校生エーリックは ユーリへの気持ちを隠さずに包みたい
亡くなったトーマは 死んでユーリの記憶の中で生き続ける
彼らは家庭にそれぞれ悩みを持ちながら ギムナジウムという場所で 友人であり家族でありそれ以上の感情をも持ちながら大人になっていく
ほぼ半世紀前の伝説的コミック
思春期の美しい少年達をめぐるストーリーと詩的なモノローグ
嫌いな部分が見つけられない
なんだけど ひまわり師匠の「聖書の壁」的なものも感じてしまう作品なんですよね
ユーリは羽をもがれた天使的に表現されるし
ユーリが神学校に転校していく際
「ルネッサンスとヒューマニズム」がプレゼントされる これにはトーマの手紙も挟まれているのだけれど このあたりの意味合いを理解できていないんですよね しかもユーリはギリシャ系のミックスという設定だったと思う
それでも 傑作です!