
冬の終わりのその朝、1人の少年が死んだ。
トーマ・ヴェルナー。
そして、ユーリに残された1通の手紙。
「これがぼくの愛、これがぼくの心臓の音」。
信仰の暗い淵でもがくユーリ、父とユーリへの想いを秘めるオスカー、トーマに生き写しの転入生エーリク……。
透明な季節を過ごすギムナジウムの少年たちに投げかけられた愛と試練と恩籠。
今もなお光彩を放ち続ける萩尾望都初期の大傑作。
萩尾望都
冬の終わりのその朝、1人の少年が死んだ。
トーマ・ヴェルナー。
そして、ユーリに残された1通の手紙。
「これがぼくの愛、これがぼくの心臓の音」。
信仰の暗い淵でもがくユーリ、父とユーリへの想いを秘めるオスカー、トーマに生き写しの転入生エーリク……。
透明な季節を過ごすギムナジウムの少年たちに投げかけられた愛と試練と恩籠。
今もなお光彩を放ち続ける萩尾望都初期の大傑作。
コメント
『トーマの心臓』萩尾 望都 ☆4
ふむ・・・深いですな。
ドイツの名門男子校での少年同志の恋愛をメインにした耽美なお話。
とても小さな世界で暮らしているから、ちょっとしたことが大げさになって、生死を左右するくらいの大事件ってことになっちゃう。
そもそも彼らは自分たちの人生について将来仕事に就くとか真剣考えていたんだろうか?
最後にユーリはいきなり神学校へ行くけれど、これだって家のこととかを真剣に考えた結果とは思えないし…。
愛しているから命捧げますってのも相手に対して重い十字架を背負わせるだけのことだし、美しくないな~って思っちゃうんだよね。
他の愛し方ってあると思うの。
自分自身が大人になろうとする若くて未熟で精神的に不安定だった頃に読んだら、妙な共感を覚えたかも知れないけれど…。
名作ってことに敬意を示して☆2つです。
なんだかすいません…。
さいごにまだ瞼の裏を離れない台詞を
「ぼくではだめか ユーリ ぼくではだめか…」
オ、オスカー!
;;;;;;;;
(というか押し付けられた)一冊。
マンガは好きなのでとりあえず読んでみたけど、
主題が結構難しい…と私は思いました。
ある人を救うために、自ら命を投げ出すということが
描かれているのだと思います。
男子学校が舞台なので、そっち方面の描写も少々あります。
それがちょっとね~~と言ってた人もいたので★マイナス1に
しました。
でも信仰をもって読んでみると、色恋沙汰でなく
かなり深い話なのかなという気がしています。
トーマの純粋すぎる愛情の傾け方が読んでいてすごい衝撃でした。
こんなふうに思えるなんてすごい...
少年にしかなしえない話でした...