トーマの心臓

冬の終わりのその朝、1人の少年が死んだ。
トーマ・ヴェルナー。
そして、ユーリに残された1通の手紙。
「これがぼくの愛、これがぼくの心臓の音」。
信仰の暗い淵でもがくユーリ、父とユーリへの想いを秘めるオスカー、トーマに生き写しの転入生エーリク……。
透明な季節を過ごすギムナジウムの少年たちに投げかけられた愛と試練と恩籠。
今もなお光彩を放ち続ける萩尾望都初期の大傑作。

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コメント

  1. user より:

    要はBLの元祖だと思うのだけど、いやらしさゼロ。
    男の子同士が普通にちゅーしてたりもするけれど、当たり前のように受け入れられます。
    「性」を感じないと言うか。
    宗教絡みもあるからか、きれいなものを読んでる感じ。

    ユーリの過去とか、謎?は後半に後半にひっぱってあったから急いで読んでしまったけれど、
    漫画と言うより小説を読んでいるかのようでした。

    落ち着いたらもう1回読み返したいな。

  2. user より:

    1度読んだだけでは理解出来なくて何度も読みふけっちゃう作品。
    エンターテイナーな娯楽は無いけど、文学的で読み応えがあて良かった。
    感想を言い合って解釈を語り合う楽しさもあって、読み終えた後すぐには萩尾ワールドから抜け出せない。
    気に入ったので、訪問者も読みたい。
  3. user より:

    ドイツのシュロッターベッツというギムナジウムを舞台に、少年たちの繊細な心をえがいた作品です。
    著者の初期の代表作のひとつとされています。

    13歳のトーマ・ヴェルナーは、ユーリことユリスモール・バイハンという少年に一通の遺書を残して自殺します。
    かねてからトーマは、ユーリに好意を伝えていたのですが、ユーリはトーマの好意を拒みつづけていました。
    そこへ、トーマにうり二つのエーリク・フリューリンクという少年がやってきます。
    破天荒なエーリクの登場によってギムナジウムは騒々しくなりますが、そんな彼に対してユーリはいつまでも冷たい態度をとりつづけます。
    最初は、ユーリのことを疎んじていたエーリクですが、ユーリと同室のオスカー・ライザーという大人びた少年やクラスメイトたちとの交流を通じて、しだいにユーリの心の奥にひそむものに魅かれるようになっていきます。

    物語が進展するにつれて、エーリクの母が死に、オスカーの親にまつわる秘密が明かされるなどのエピソードを通して、登場人物たちの心の襞がしだいに細やかにえがき出されていきます。
    そしてクライマックスでは、ユーリがトーマに引かれていながら、悪魔主義者であるサイフリート・ガストという上級生に誘惑され、トーマの愛を受ける資格をうしなったと感じ、みずから心を閉ざしていったことが明らかになります。

    少女マンガ史において隠れもせぬ名作と評価される本書ですが、たしかに登場人物たちの心情の細やかさには目を瞠らされました。

  4. user より:

    超破壊的な説明をすればBLなんですが.....。

    ごめんなさい全然違いますね....。

    キリスト教の自己犠牲の教えを良く学べる漫画、という説明はwikiとかにあるんですが、それだけでなく登場人物の心理描写だとかが凄く豊かで良いです。
    ここまで心の動きを描いている作品も珍しい。

    自己犠牲を描く上で、男の子同士というのは形として一番良かったように思いました。
    男の子と女の子、では表現しきれなかった部分がやはりあったのかな。

    漫画として秀逸だし、セリフも良い。
    文学作品としても良い。

    こういう良い作品は珍しいです。

  5. user より:

    いや、こちとら全然わかんねえんだけど笑
    ここで描かれている世界も分かんないし、
    これを読んで胸躍らせている世界も、
    理解できないんですけどね。

    でも、まあ、読みごたえはありました。

    オスカーやろなー、推すとしたら笑

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