
双子の姉妹ユージーとユーシー。
神のいたずらで結びついた2人の身体。
知性は姉のユージーに、美貌は妹のユーシーに。
13歳のある日、ユージーは生きるためにユーシーを切り離す手術を決意した……。
異色短編「半神」、コンピューターが紡ぎだす恋の歌と夢「ラーギニー」、植物惑星オーベロンでも男女4人の一幕劇「真夏の夜の惑星」など香気あふれる傑作ストーリー全10編。
萩尾望都
双子の姉妹ユージーとユーシー。
神のいたずらで結びついた2人の身体。
知性は姉のユージーに、美貌は妹のユーシーに。
13歳のある日、ユージーは生きるためにユーシーを切り離す手術を決意した……。
異色短編「半神」、コンピューターが紡ぎだす恋の歌と夢「ラーギニー」、植物惑星オーベロンでも男女4人の一幕劇「真夏の夜の惑星」など香気あふれる傑作ストーリー全10編。
コメント
このタイプの話は萩尾望都作品にもいくつかありますが、これはただ悲しい。
最後まで希望を捨てない(?)子供の姿が好き。
表題作はいわずもがなの名作、16Pとは信じられない世界です。
凄い。
個人的には「ラーギニー」の扉絵が印象的でした。
お話も好き。
有機的なコンピューターって、どうしてこんなに心をどきどきさせるんだろう…。
(2007/3/18)
知性を持っているが、老人のようは姉と
美貌をもっているが、赤ん坊のような妹。
合わせ鏡の二人の葛藤、とはいえ、知性を持つのは
姉だけなので、もっぱら姉の心の動きで物語は進む。
そして二人が離れる時が。
なんとも切ない気分になる物語。
収録されている作品全ていいけど、
最後の作品がすごい。
その町は1年立つごとに、力を持った少女を中心に、
町の大人たちの力を使って、1年前に戻ることを
もう何年も繰り返している。
そのまま時が流れつづければ核戦争で滅びる運命にあるからだ。
子どもたちには知られないように繰り返されてきた儀式を、
主人公たちはのぞきに行って知ってしまう。
自分には、大きくなって天文学者になることも、
好きな女の子より背が高くなることもない。
子どものまま永遠に時間がとまってしまうのは、
とても残酷だ。
それでも皆を生かすため時間を繰り返す…。
こんな作品を描ける萩尾希望都さん、
漫画家というだけでなくSF作家です。
読後、言葉を発せなくて、パクパクしてしまう私が滑稽だった。
少女漫画にしては、インパクトが強すぎる。
絵が綺麗だった。
萩尾望都はやっぱり天才なんだろうなあ。
長編より短編が好きです。
表題作の「半神」と「ラーギニー」、「偽王」がお気に入り。
長野まゆみは「温室」を読んでカンパネルラを書いたんだろうなー。