半神

双子の姉妹ユージーとユーシー。
神のいたずらで結びついた2人の身体。
知性は姉のユージーに、美貌は妹のユーシーに。
13歳のある日、ユージーは生きるためにユーシーを切り離す手術を決意した……。
異色短編「半神」、コンピューターが紡ぎだす恋の歌と夢「ラーギニー」、植物惑星オーベロンでも男女4人の一幕劇「真夏の夜の惑星」など香気あふれる傑作ストーリー全10編。

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コメント

  1. user より:

     再読。
    全体的にハイレベルだけど、お気に入りは表題作の「半神」「「偽王」「真夏の夜の惑星」「金曜の夜の集会」かな。
    描かれる愛憎の混じり合う様子や絶望に耐え抜く様が好き。
  2. user より:

    表題作も素晴らしかったけど、「酔夢」が一番心に残りました。

    逃れられない運命の、永遠ループ。
    ゾッとするけど、綺麗なストーリーにうっとり。
    短いページでここまで世界観を作り込めるなんてすごい。

  3. user より:

    この人の描く世界は私には難しいことが多いのだけれど、表題作だけは、短編ながらずしーん、と。
  4. user より:

    「半神」・・・ユージーとユーシーは腰のあたりで体が繋がっている双子の姉妹。

    姉のユージーは高い知能を持つが髪は抜け落ち醜くやせ衰え。

    妹のユーシーは素晴らしき美貌を持つが、知能の発達が遅れていた。

    そんな姉妹が13歳になったある日。
    このままでは二人とも生き延びることができないことが判明し医師は二人を分離することを決断する。

    だが、自ら養分を作ることの出来ないユーシーには死が待っていた。

    一方で自分の養分を奪われていたユージーは妹からの解放を喜ぶのだが・・・

    表題作他9編収録。
    この16頁しかない短編だけでも星5つはつけられる、それだけ内容が濃く想いに耽る時間も長かった。

    ユージーは衰え死にゆく自分そっくりな妹の姿を見、やがて成長するとあんなにも嫌っていた妹の姿を鏡の中にみつける・・・そして・・・

    「半神」の最後のページから全部引用してしまおう^^;
    「愛よりももっと深く愛していたよおまえを 憎しみもかなわぬほどに憎んでいたよおまえを わたしに重なる影―わたしの神― こんな夜は 涙が止まらない」

  5. user より:

    個人的には萩尾さんは「制約の多い短編」の方が、どちらかといえば好きです。

    殺ぎ落とされたものに漂う行間が美しい。

    ことに表題作の濃密さは、萩尾ファンでなくとも認めるところでしょう。

    その意味で、いくつかある短編集の中でもお薦め。

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