ローマへの道

頭角を現していく同期生に焦りを覚えるダンサー・マリオ。
彷徨する青年の心の軌跡をドラマチックに描く長編ロマン。

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コメント

  1. user より:

    萩尾望都さんのバレエ漫画が好き。

    バレエ漫画って言うと、ライバルとの対決とか、先生との恋愛なんかに焦点を置きがちだけれど、これは人間模様が描かれている。

    バレエダンサーの主人公マリオの心の葛藤と成長。

    萩尾さんの精密な線で描かれたコマ一つ一つから音楽が聞こえてきそう。

  2. user より:

    「愛してる? なぜなぐるの? あたしはサンド・バッグなの?」「ラエラ!
     愛してる 悪かった こんな・・・・・・」「愛してるのはあたしよ!
     あなたは愛してなんかいない!
     あなたには愛なんかない!
     こんなのは・・・・・・愛じゃない・・・!
     愛じゃない・・・・・・!
     あなたは人生において愛を学ばなかったのよ・・・!
     ・・・・・・!
     だから・・・!
     あたしの愛が見えないのよ・・・!
  3. user より:

    バレエ・ダンサーとして成功することを夢見る青年マリオ・キリコの物語です。

    ドミ・ド・リールのオーディションに合格したマリオは、おなじく合格したラエラことラファエラ・ロッティと交際をはじめます。
    しかし、彼のほんとうの両親をめぐる問題のせいで彼の心の安定はうしなわれ、はじめはめだたなかったもののしだいにその才能を開花させていく同期のディディに対して後れをとっていると感じて、しだいに追いつめられていきます。
    その結果、彼は何度もラエラに手を挙げてしまい、二人の関係も冷え込んでいきます。

    『感謝知らずの男』にも登場したレヴィが本作でも重要な役どころを担っており、そちらを読んだことのある読者にとってはより興味深く読めるのではないかと思います。
    若いマリオとラエラの不安定な心の揺れ動きが巧みに表現されているとは思いますが、両者の関係が若干紋切り型のようにも感じてしまいました。
    個人的には『感謝知らずの男』のレヴィがメインの話のほうが気に入っています。

  4. user より:

    バレエを題材にした短編集。

    表題作は主人公がローマに行く事で愛を取り戻す話。

    あとがき読んでから読み返したら、物語の深さや漫画の技巧に更に感動した。

  5. user より:

    ダンサーたちのお話がいくつか収められている。

    どの話もキリッとしていてかっこいい。
    暗い話の内容なのに、かっこいいと思える芯の強さを感じたので、テーマは人の強さや弱さなのではないか?と考えさせられた。

    ダンスの知識や興味がなくても、読んでいるうちに物語にのめり込む力強さがあった。

    さすが漫画のお母さんの作品と思わずにはいられない良作。

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