ローマへの道

頭角を現していく同期生に焦りを覚えるダンサー・マリオ。
彷徨する青年の心の軌跡をドラマチックに描く長編ロマン。

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コメント

  1. user より:

    「愛してる? なぜなぐるの? あたしはサンド・バッグなの?」「ラエラ!
     愛してる 悪かった こんな・・・・・・」「愛してるのはあたしよ!
     あなたは愛してなんかいない!
     あなたには愛なんかない!
     こんなのは・・・・・・愛じゃない・・・!
     愛じゃない・・・・・・!
     あなたは人生において愛を学ばなかったのよ・・・!
     ・・・・・・!
     だから・・・!
     あたしの愛が見えないのよ・・・!
  2. user より:

    おもーさまのバレエシリーズの中でも、親子の葛藤・トラウマを描いた作品。
    『感謝知らずの男』と世界がリンクしているのも嬉しい。
    愛を知るってこういうことなんだろう。
  3. user より:

    高いプライドと野心に嫉妬心が加わり、哀れなほど空回りしているマリオ。
    育ての母の死をきっかけに打ち明けられた家族の秘密が、スランプへ入り口となりマリオを苦しめる。

    押さえられない衝動として恋人のラエラに手を上げるシーンが何度も出てきて、マリオのメンタルの弱さが執拗に描かれる。
    そうしてターニングポイントとなる「愛を学ばなかった」という台詞。

    満を持して登場したマリオの実母に驚いたのは私だけじゃないと思う。
    老人ホームにいるって言葉から、白髪の老婆かと思えばこざっぱりとした性格のオバサンで。

    実の母との再会で愛を知るって、育ての両親の存在ってなんだったんだろう。
    義両親だって愛情をもって接してきたのに、愛を知れなかったのは当たり前として受け取らなかったマリオ自身の問題なんじゃ?
    その家庭から愛を学べずラエラへの暴力に走ってしまったという結論のつけ方は納得できない。

    バレエ・コレクションと銘打たれ、バレエ作品のみを掲載したこの一冊ではロットバルトが好き。
    3作とも人間を丁寧に描いた作品でした。

  4. user より:

    バレエ・ダンサーとして成功することを夢見る青年マリオ・キリコの物語です。

    ドミ・ド・リールのオーディションに合格したマリオは、おなじく合格したラエラことラファエラ・ロッティと交際をはじめます。
    しかし、彼のほんとうの両親をめぐる問題のせいで彼の心の安定はうしなわれ、はじめはめだたなかったもののしだいにその才能を開花させていく同期のディディに対して後れをとっていると感じて、しだいに追いつめられていきます。
    その結果、彼は何度もラエラに手を挙げてしまい、二人の関係も冷え込んでいきます。

    『感謝知らずの男』にも登場したレヴィが本作でも重要な役どころを担っており、そちらを読んだことのある読者にとってはより興味深く読めるのではないかと思います。
    若いマリオとラエラの不安定な心の揺れ動きが巧みに表現されているとは思いますが、両者の関係が若干紋切り型のようにも感じてしまいました。
    個人的には『感謝知らずの男』のレヴィがメインの話のほうが気に入っています。

  5. 親子の確執を描き続けるモー様

    バレエと親子の確執を描いている。
    ローマへの道っていう作品あるね。
    主人公はローマに生き別れの母親が住んでる。
    彼にとってローマへの道は険しい。
    巧みなストーリーと美しい絵に感動。
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