ゴールデンライラック

ライラックの茂みの中で始まった、ヴィーとビリーの幼い恋。
しかし幸福は不意に終りを告げ、第1次対戦の暗い渦が時代を覆う。
失意の日々、見上げる空には希望のありかをさししめすかのように、いつも飛行機が高く飛んでいた……。
傑作長編の表題作ほか、世紀末ロンドンを舞台に錯綜する恋愛劇が進行する「ばらの花びん」、少年と青い瞳の少女の時を超える悲恋物語「マリーン」を収録。

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コメント

  1. user より:

    萩尾望都さま再読月間(あ、今日31日か)。
    第1次世界大戦前後のイギリスが舞台の人間ドラマ。

    どうしてこんなに胸を打つのでしょう。
    最初から最後までずっと泣き続けてまうわ。

    ありがちかつドラマチックすぎる筋立てに、典型的なキャラなのに。
    エピソードひとつひとつを受け止めるときの人物の表情、短いがゆえにピリッと効いてテンポよく物語を進めるセリフ…うーん、カンペキ。

  2. user より:

    「・・・ごめんなさい・・・ ごめんなさい・・・・・・ わたしを許してくれやしないわね?」「いったいどんな悪いことをしたんだい? わたしに」「あなたを一番愛してたわけじゃないのに結婚したわ」「そんなことはいいんだ わたしのほうは一番愛してたんだから」
  3. user より:

    表題作「ゴールデンライラック」が、素晴らしかったです。
    ヴィクトーリアとビリーの、紆余曲折した愛の物語。

    「ばらの花びん」は、大事なところが1ページ抜け落ちていてほぞを噛みました。
    えええセザンヌとマルスはなぜ婚約破棄したの!
    ポルトとファデッドが!
    マルスとミシェルは!
    お陰で、分からないところだらけです。

  4. user より:

    ヒロインのキャラクターやエピソードが『風と共に去りぬ』を彷彿とさせる表題作と、やはり部分的に『風とともに去りぬ』っぽい(「私はまだ若いのに喪服を着なきゃならないなんて!
    」ってあたり。
    )『ばらの花びん』、そして、今里孝子さんが原作の『マリーン』の3作を収録した1冊。

    『風と共に去りぬ』はあちらの方があちらの女性を描いているから実感的だけど、日本人が海外を舞台に長編恋愛ドラマを描くとそれはやはりファンタジーになっちゃうような気がする。

    その現実と虚構の隙間を上手に紡いで物語にしているのが、萩尾さんの魅力なのかなぁ~。

    らじ的には、ややギャグ的要素のある作品のほうが生き生きしているように思うんだけど…。

  5. user より:

    最後の桑原知子先生のエッセイも読みたくて手に取った。

    萩尾先生の感性は素晴らしくて、特に『ばらの花瓶』は歪んだ女性の在り方をよくあらわしている。
    そして、それは簡単には変わらないということも…。

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