
ぼくたちはロケットが大好きだった。
土曜日の朝の宇宙空港、爆音とともに大空へ消えゆく光点。
いつかあのロケットで星の海を渡っていくことを、ぼくたちはずっと夢みていたのだった…。
少年たちの宇宙への憧れに満ちた表題作をはじめ、深海の闇にまどろむ恐竜を100万年の時を越えてよびさます「霧笛」、万聖説の宵は妖魔たちの饗宴「集会」など、レイ・ブラッドベリの傑作短編を萩尾望都が描く、珠玉のSFポエジー全8編。
萩尾望都
ぼくたちはロケットが大好きだった。
土曜日の朝の宇宙空港、爆音とともに大空へ消えゆく光点。
いつかあのロケットで星の海を渡っていくことを、ぼくたちはずっと夢みていたのだった…。
少年たちの宇宙への憧れに満ちた表題作をはじめ、深海の闇にまどろむ恐竜を100万年の時を越えてよびさます「霧笛」、万聖説の宵は妖魔たちの饗宴「集会」など、レイ・ブラッドベリの傑作短編を萩尾望都が描く、珠玉のSFポエジー全8編。
コメント
それでも構わないほど、惹かれるものがあるのです。
『びっくり箱』は母親の支配からの脱出なのだろうか……でも、深く考えるのが怖い。
ブラッドベリって、きっと好みが分かれる作家なんだろうな。
後味が寂しい作品が多いような気がする。
それにしても『R IS FOR ROCKET』の邦題が『ウは宇宙船のウ』とは、ストレートすぎではなかろーか。
原作ではたぶん本文のなかでRをかけているんだろうが。
(2007-09-07L)
ウは宇宙船のウ
もうそれだけで最高ですね。
どの作品もブラッドベリの世界を見事に表現しており、中には原作を超えるような作品もあります。
萩尾望都の「ウは宇宙船のウ」。
レイ・ブラッドベリの短編集を漫画化したもの。
歳がバレバレですが(笑)、子供の頃にこの漫画に出会って、そして、レイ・ブラッドベリというSF作家を知り、そしてその後しばらくレイ・ブラッドベリの小説を読み漁る、という時期があったんですよね。
海外SF小説を読むきっかけになった漫画との出会いでした。
少し前に、本屋でレイブラッドベリの短編集「猫のパジャマ」を見つけて読んでから、萩尾望都さんのこの漫画を読み直したい!
と思っていたんですよね。
やっと見つけて購入したのでした。
懐かしいー。
そして、どの話もキュンとくる。
レイ・ブラッドベリの短編は、ちょっとふしぎな雰囲気を持っているものが多くて、それが萩尾望都さんの絵柄やコマ割りやキャラクタにマッチしていて、原作が漫画を、漫画が原作を高めている、と、そんな感じがします。
レイブラッドベリも、萩尾望都も、どちらも好きだ。
ところで、レイ・ブラッドベリはアメリカ人なんですね。
なんとなく、イギリス人という印象を持っていました。
多分、私がレイ・ブラッドベリを知ったのが、この、萩尾望都さんが描いた短編集だったからなんだろうな、と。
萩尾望都さんの絵には、なんとなく、アメリカよりもイギリスの香りがする気がする。
それはもしかしたら、「ポーの一族」の影響があるのかもしれません。
それから、久しぶりに萩尾望都さんの昔の漫画を読んで思ったことなんですが、コマ割り、というのか、コマや絵の繋がり方が、映画とかドラマを見ているようだな、と。
人物が動いていって次のシーンに繋がっていく、というのが、なんだか長回しのワンカットで展開していく映画ような印象を受けました。
ただ人物とセリフがあるだけではなく、世界観まで包含して描く紙面。
いやー、すごいなー。
好きだなぁ。
また「11人いる」とかを読み返したくなりました。