
その日、生まれてきたのはとても可愛い女の子だった。
だけどなぜか母親の目には、その子の姿がイグアナに見える…。
母と娘の間に横たわる愛と憎しみの葛藤を描いた表題作ほか、両親にスポイルされた少年が人生をみつけるために戻らなければならなかった場所「カタルシス」、アバンチュールへの一瞬の迷い「午後の日射し」、コミックス未収録の短編「帰ってくる子」など6編の異色傑作集。
萩尾望都
その日、生まれてきたのはとても可愛い女の子だった。
だけどなぜか母親の目には、その子の姿がイグアナに見える…。
母と娘の間に横たわる愛と憎しみの葛藤を描いた表題作ほか、両親にスポイルされた少年が人生をみつけるために戻らなければならなかった場所「カタルシス」、アバンチュールへの一瞬の迷い「午後の日射し」、コミックス未収録の短編「帰ってくる子」など6編の異色傑作集。
コメント
ただ遠かった。
時間が経ち今ふたたび手にとって見ると、何とも言えない気持ちになった。
あの頃には遠かった物語が、いつのまにか自分の中にあった・・・。
ですから、話し自体は読む前に知っていました。
この作品と出会ったのは母が買ってきた古本で、その時に初めて萩尾望都先生の作品と知ったのでした。
いやぁ、楽しいなぁ!
でも、切ないし苦しい。
だが、他の短編合わせて密度が濃い。
人の心をどうしても支配するコンプレックス。
それは自分を認め、他者を認めるというほんの些細なことで変わるかもしれない。
11人いると同じくらいの好きさ加減。
あの時代にしてはどちらも捻ってます。