イグアナの娘

その日、生まれてきたのはとても可愛い女の子だった。
だけどなぜか母親の目には、その子の姿がイグアナに見える…。
母と娘の間に横たわる愛と憎しみの葛藤を描いた表題作ほか、両親にスポイルされた少年が人生をみつけるために戻らなければならなかった場所「カタルシス」、アバンチュールへの一瞬の迷い「午後の日射し」、コミックス未収録の短編「帰ってくる子」など6編の異色傑作集。

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コメント

  1. user より:

    たぶん一般的に「この物語はすごい」と言われているよりも、もっともっと深くすごいと思うのだ。
    「イグアナ」だから怖いんじゃないんだよ。
    「愛されない」から凄まじいんじゃないんだよ。
    鏡だ。
  2. user より:

    思わず泣いてしまいました。
    他の作品も、人間の、深い(ドロドロした感じではなく、他の人にはわからないけど本人にとってはとても深刻といったような)感情的な部分に触れていて、大変おもしろかったです。
    お気に入りの本です。
  3. user より:

    10代の頃に初めて読んだ時、面白いともつまらないとも思わなかった。
    ただ遠かった。

    時間が経ち今ふたたび手にとって見ると、何とも言えない気持ちになった。

    あの頃には遠かった物語が、いつのまにか自分の中にあった・・・。

  4. 母親が怖い人へ

    ヤバい母親を描かせたら天下一品な萩尾望都の業が詰まった短編集。

    歪んだ愛情や凝り固まった価値観を持つ母親を変えることはできない。
    変えられるのは自分だけと気付かされる。

  5. user より:

    わたしもイグアナになりたい。
    …ってくらいイグアナが好き。
    …ってところから入ったけど何度読んでも必ず泣く。
    タイトルは巻頭の作品名。
    やっぱりこのお話がダントツです。
    人間になることを願ったイグアナの白痴的な浅ましさ。
    イグアナの娘を毛嫌いする母親のエゴイスティックな浅ましさ。
    愛情の裏側にあるカルマみたいなもののやるせなさがとてもリアルなんだな。
    だから泣いちゃう。
    …と思ってたけどもしかしたらあたしが大好きなイグアナが辛そうなのが悲しくて泣いたのかもしれないと今気づいた。
    動物にするの、ズルい。
    ふぬぅ。
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