A-A’ 萩尾望都 2025.12.14 惑星開発プロジェクトにやってきたアディは事故死した本体にかわり配属されたクローンだった…!宇宙を舞台に、変異種ゆえの悲哀と愛を描いた表題作はじめ「X+Y」「4/4カトルカース」の連作を含む全6編。 レビューを見る 購入・お申し込みはこちら
萩尾望都先生のSFファンタジー短編が入っています。 少しづつ話は違いますが、「一角獣種」という人工種のキャラクターが絡んでいる話が4編。後は昔のSFファンタジーが2編と別のモノが1編入っています。 著者の作品を読んでいると本当にその世界に吸い込まれそうになってしまいます。それほど、構成力、ストーリー性が抜群に魅力的。 トリルの話では「個」として大切にする少年と「種」を存続させることにのみ野望を抱く大人。やられますね、、こういう話は。
かつて宇宙航行のために開発された人口変異種である一角獣種の生き残りを巡る物語がメイン。 「A-A’」・・・一角獣種のアデラド・リーはプロキシマ計画のスタッフとして選ばれたが事故で死亡、しかし危険任務のためクローンの製造が許可されておりクローン体が代わってプロキシマにやってくる。 しかし、プロキシマに着く前までの記憶しか持っていなかった。 80年代初頭作品が中心で、宇宙やESP能力といったものを扱っているものが多い。 表題作の自分の死んだときの保険にクローン体と記憶を残しているっていうのは今読んでも面白いテーマ。 表題作では愛する人が記憶を無くしてと言う意味ので葛藤は描かれるけど、クローンシステムそのものは当たり前に受容されている世界であるのは興味深い。 技術が当たり前になれば自然と受け入れられるようになっていくのだろうか・・・
読んだのはこの文庫ではなく古い作品集の17巻なので、収録が少し異なる。 「A-A’」「4/4カトルカース」「X+Y」の一角獣種もののみ 久々に読み返してみた。深い。 「A-A’」は内容的には望都先生が何度か書いているテーマな感じで、心惹かれます。短いのに静かに深い。 が、この1981年の漫画を今読むと、クローンって方が気になる。 遺伝子・記憶を登録して、3年後に死亡すると直ぐに登録当時の年齢のクローンが現れる。 3年で16歳まで成長させれるっていうのがすごい。その後普通に成長できるんだろうし、オリジナルがいないのだから、オリジナルとして暮らせるんだろうし、、、、でも、なんつーか、う~ん、、、そこに引っかかって。いいとか悪いとかではなく、何と言うか、脳内会議が止まらない。 ま、主人公たちが陥るとまどいと同じだ。うん、実に深い!さすが望都先生! だからか、クローンの現れない同時収録の2作品の方が好きかも。 モリもトリルもタクトも可愛い。 トリルはまぁ、、、でも、同時収録してくれて救われる。 (自)
萩尾望都『A-A’』読んだ。 読み終わりたくなかった。 SF多めの作品集。 “一角獣種”に関する物語が3作品収録。 (表題作A-A’と、その続編4/4と、X+Y) あと「ユニコーンの夢」と、「6月の声」、「きみは美しい瞳」。 私が古本屋で手に入れたこれ、想定ってかカバーが違うんだよな。通常と。 ----------------------------------- 一角獣種という神秘的な種族を描いてるが、物語の中ではアクセント的な役割。この必要だけど重要かといわれると難しいバランスを保てるのスゴイと思う。 ----------------------------------- 一番好きなのは「きみは美しい瞳」。夢鳥というキャラクターを通して、主人公等の想いが描かれ、自分の心と向き合ったり自分に絶望したりする。主人公のハプトが攻撃的なのは、傷つきやすいからなのだなと。整合性。 そして美しいものは更に遠く、この物語のラストに相応しい。これしかないと思える。
コメント
A-A’
少しづつ話は違いますが、「一角獣種」という人工種のキャラクターが絡んでいる話が4編。
後は昔のSFファンタジーが2編と別のモノが1編入っています。
著者の作品を読んでいると本当にその世界に吸い込まれそうになってしまいます。
それほど、構成力、ストーリー性が抜群に魅力的。
トリルの話では「個」として大切にする少年と「種」を存続させることにのみ野望を抱く大人。
やられますね、、こういう話は。
「A-A’」・・・一角獣種のアデラド・リーはプロキシマ計画のスタッフとして選ばれたが事故で死亡、しかし危険任務のためクローンの製造が許可されておりクローン体が代わってプロキシマにやってくる。
しかし、プロキシマに着く前までの記憶しか持っていなかった。
80年代初頭作品が中心で、宇宙やESP能力といったものを扱っているものが多い。
表題作の自分の死んだときの保険にクローン体と記憶を残しているっていうのは今読んでも面白いテーマ。
表題作では愛する人が記憶を無くしてと言う意味ので葛藤は描かれるけど、クローンシステムそのものは当たり前に受容されている世界であるのは興味深い。
技術が当たり前になれば自然と受け入れられるようになっていくのだろうか・・・
「A-A’」「4/4カトルカース」「X+Y」の一角獣種もののみ
久々に読み返してみた。
深い。
「A-A’」は内容的には望都先生が何度か書いているテーマな感じで、心惹かれます。
短いのに静かに深い。
が、この1981年の漫画を今読むと、クローンって方が気になる。
遺伝子・記憶を登録して、3年後に死亡すると直ぐに登録当時の年齢のクローンが現れる。
3年で16歳まで成長させれるっていうのがすごい。
その後普通に成長できるんだろうし、オリジナルがいないのだから、オリジナルとして暮らせるんだろうし、、、、でも、なんつーか、う~ん、、、そこに引っかかって。
いいとか悪いとかではなく、何と言うか、脳内会議が止まらない。
ま、主人公たちが陥るとまどいと同じだ。
うん、実に深い!
さすが望都先生!
だからか、クローンの現れない同時収録の2作品の方が好きかも。
モリもトリルもタクトも可愛い。
トリルはまぁ、、、でも、同時収録してくれて救われる。
(自)
読み終わりたくなかった。
SF多めの作品集。
“一角獣種”に関する物語が3作品収録。
(表題作A-A’と、その続編4/4と、X+Y)
あと「ユニコーンの夢」と、「6月の声」、「きみは美しい瞳」。
私が古本屋で手に入れたこれ、想定ってかカバーが違うんだよな。
通常と。
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一角獣種という神秘的な種族を描いてるが、物語の中ではアクセント的な役割。
この必要だけど重要かといわれると難しいバランスを保てるのスゴイと思う。
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一番好きなのは「きみは美しい瞳」。
夢鳥というキャラクターを通して、主人公等の想いが描かれ、自分の心と向き合ったり自分に絶望したりする。
主人公のハプトが攻撃的なのは、傷つきやすいからなのだなと。
整合性。
そして美しいものは更に遠く、この物語のラストに相応しい。
これしかないと思える。