
太陽系第4惑星・火星。
赤い風の吹く星。
23世紀末の地球に天を見つめる1人の少女がいた。
レッド・星(せい)。
火星に生まれ、火星を恋する第5世代の火星人。
しかし、夢にまで見た故郷に帰った時、火星の大いなる災いが始まった。
火星と火星人の呪われた運命を救うため、銀河系の中心で少女が見たものは……。
萩尾望都が描く壮大なSF叙事詩。
萩尾望都
太陽系第4惑星・火星。
赤い風の吹く星。
23世紀末の地球に天を見つめる1人の少女がいた。
レッド・星(せい)。
火星に生まれ、火星を恋する第5世代の火星人。
しかし、夢にまで見た故郷に帰った時、火星の大いなる災いが始まった。
火星と火星人の呪われた運命を救うため、銀河系の中心で少女が見たものは……。
萩尾望都が描く壮大なSF叙事詩。
コメント
でも、ESPが人間の退化だというのはすごくびっくりな解釈と思って、考えさせられました。
なんと言っても、エルグが切なくて、切なくて…。
同時にとても、とても、美しくて。
。
。
最後の星を想いながら角を砕くところは、本当に、本当に、泣けてきてしまいます。
星!
はやく成長して、エルグを迎えに行ってあげて~!
(´;ω;`)わーん!
主人公の星が凛々しくて素敵です。
個人的にはこのころの絵が好きです。
ようやく、です。
白い髪に赤い瞳の少女星(せい)は、忌むべき能力者を産み出すゆえに排斥された故郷、火星を想い続けてきた。
ある夜謎の青年エルグと出会ったときから運命が動き始める。
最後の、エルグの悲痛でせつない呼びかけが印象的でした。
(2005年09月19日読了)
赤い瞳に白い髪をもつ火星人たちは、超能力をつかうことができ、その力を怖れる地球人たちに迫害されていました。
正体をかくして生活していた星でしたが、エルグという青年に赤い瞳を見られてしまいます。
しかし、彼女が火星人であることを見抜いたエルグは、星に協力して火星に潜入しますが、彼女に不審をおぼえた情報局のペーブマンがそのあとを追います。
やがて星は、火星に暮らしている火星人たちに出会いますが、彼らが未来を占ったところ、星は災いをもたらすというお告げが示され、星は彼らのもとからも逃げ出すことになります。
地球人たちに迫害された火星人たちの歴史に心を寄せる星が、彼女たちの能力は人類の退化の証であると主張して彼女を捕らえようとするペーブマンから逃げつつ、地球人と火星人の悲劇的な運命によって翻弄されるストーリーは、読者を引き込む魅力をもっています。
ただ、エルグの正体が判明したあたりで、星を取り巻く基本的なテーマはすでに出そろっている感もあり、それ以降のストーリーがやや著者のコントロールのもとを離れてしまったような印象を受けてしまいました。
彼女は生まれ故郷の火星に強い憧れを抱くエスパーであった。
正体不明の美少年・エルグと出会ったことで、彼女の人生が大きく動き出す。
萩尾望都大先生のSF長編。
脇役もちゃんと活躍するのが素敵。
「主要キャラクターはあれだが、希望は残った…」という感じの終わり方や迫害されるエスパーという設定、溢れんばかりのSFイズムが竹宮惠子『地球へ…』を思わせる。
あれも名作。
しかし、この人の漫画は設定がしっかりしているのにいつも感心させられる。
一部の登場人物の造型や世界設定が『マージナル』に引き継がれてるように感じた。