
とある海辺の町、寺の坊主・秀胤(しゅういん)は、住職の孫・光胤(こういん)の言動が何かと気に食わない。
明るく奔放で人気があり、住職の血を引く光胤には、かわいい恋人までいる。
いい加減なあいつばかりが、なぜ?…悶々(もんもん)とする秀胤だったが!
●収録作品/光の海/波の上の月/川面のファミリア/さよならスパンコール/水の国の住人
小玉ユキ
とある海辺の町、寺の坊主・秀胤(しゅういん)は、住職の孫・光胤(こういん)の言動が何かと気に食わない。
明るく奔放で人気があり、住職の血を引く光胤には、かわいい恋人までいる。
いい加減なあいつばかりが、なぜ?…悶々(もんもん)とする秀胤だったが!
●収録作品/光の海/波の上の月/川面のファミリア/さよならスパンコール/水の国の住人
コメント
人魚にまつわる連作短編。
彼女の人の機微を描く筆致は、日常の隣に続くようなファンタジーの夢を加えることで、清々しく広がる世界に羽ばたいていくような特別な力を持つのだ。
あと人魚の男性(ギリシャ系)がイケメンすぎます
四人でにこにこしてるのが、ものすごくあたたかかった。
これは久々にやられました。
短編が上手い作家なのは知っていたんですが、この本は特にいい。
自分がこういう、現実世界にフィクションの存在が普通に紛れ込んでるって設定が好きだっていうのもあるんですが、人魚と人魚の周辺の人々の恋、嫉妬というものが嫌味なく描かれていて、読後感がとても気持ちいい。
最後の話の主人公がおばあちゃんってのもいいなあ。
人魚もの短編集。
恋愛テーマだけれど、おばはん年代の私でも照れずに読めるような内容。
さらっとしていて、甘ったるすぎないのが良い。
「水の国の住人」のラストシーンがとても好きで、これを最後にもってきた編集力に乾杯。