
とある海辺の町、寺の坊主・秀胤(しゅういん)は、住職の孫・光胤(こういん)の言動が何かと気に食わない。
明るく奔放で人気があり、住職の血を引く光胤には、かわいい恋人までいる。
いい加減なあいつばかりが、なぜ?…悶々(もんもん)とする秀胤だったが!
●収録作品/光の海/波の上の月/川面のファミリア/さよならスパンコール/水の国の住人
小玉ユキ
とある海辺の町、寺の坊主・秀胤(しゅういん)は、住職の孫・光胤(こういん)の言動が何かと気に食わない。
明るく奔放で人気があり、住職の血を引く光胤には、かわいい恋人までいる。
いい加減なあいつばかりが、なぜ?…悶々(もんもん)とする秀胤だったが!
●収録作品/光の海/波の上の月/川面のファミリア/さよならスパンコール/水の国の住人
コメント
女性部門一位の『坂道のアポロン』(現2巻)と同作者。
世の中に普通に人魚がいるという設定で、”人魚”を中心にしたオムニバス作品。
語り口があっさりしていて、非常に俯瞰的に物語が綴れ、好感が持てる。
住み込みで働く秀胤は、豪快・快活な住職の孫と人魚を見守る『光の海』。
人魚の秘めた恋に気が付いてしまう『波の上の月』など5編。
ほろっと切なさ滲み出る。
ここのところ読むもの読むもの僕を切なくさせるのは何故なんだろうか、と困り果ててしまう。
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淡白な線なんだけど、物語自体は淡白ではなく、でも淡さはあって。
ほんと、最近面白い漫画家がいっぱいいるなぁ。
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(07/12/18)
人魚と言ってもファンタジーじゃない。
普段のヒリヒリ・チクチクしたり、優しかったりする、加工しづらい出来事を、取りこぼさずに。
ごく普通の日常生活に人魚が当たり前に暮らすちょっぴり不思議な世界の話。
どの話も儚くて綺麗。
本作の人魚は魚類ではなく哺乳類。
わたし達の日常に、世界を構成する一部として人魚というファクターを投入するとどうなるんだろう、という考証。
過剰な移入はなく淡白だが、その手触りは暖かくユーモアがある。